~無線機能とセキュリティ機能を強化~
リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:森泰智)は、雨や粉塵など建築や災害、医療などでの過酷な現場に必要な防水・防塵・耐衝撃・耐薬品性能を備え、Bluetooth®規格や無線LAN規格、近距離無線通信NFC カード(Felica、Mifare、ISO1443 Type A/Bの非接触ICカード)にも対応した「RICOH G900SE II」を発売いたします。
新製品「RICOH G900SE II」は、ご好評いただいている「RICOH G900SE」(2019 年5月発売)の後継機で、同日に発表したデジタルカメラ「RICOH G900 II」の機能拡張モデルとして、主にリコーのOA機器販売ルートを通じて販売いたします。
「RICOH G900SE II」は、セキュリティニーズの高い現場、電気・ガス・水道・道路などのインフラ保守管理や災害対応、自治体、警察、消防や病院などの写真管理業務に威力を発揮します。
製品名 | RICOH G900SE II |
メーカー希望小売価格 | 155,000円(税別) |
発売日 | 近日発売 |
新製品 RICOH G900SE IIの主な特長
1.Bluetooth®機能と無線LAN機能を備え、NFCカードにも対応
・Bluetooth® v3.0/v4.2 BLE(Bluetooth Low Energy)、無線LAN(IEEE802.11 a/b/g/n/ac 2.4/5GHz)を内蔵。パソコンだけでなく、スマートフォンや企業ネットワークへのワイヤレスで高速なデータ送信が幅広く可能です。
・Bluetooth® v3.0/v4.0に対応した外部GPS機器、バーコードリーダー、レーザー距離計とのデータ連携により、それらの情報を画像に紐づけすることが可能です。
・セキュリティを強化したEnterprise Wi-Fiに対応しています。また、WPS(Wi-Fi Protected Setup™)にも対応し、無線LANの接続設定を簡単に行うことができます。
・近距離無線通信NFCカード(Felica、Mifare、ISO1443 Type A/Bの非接触ICカード)に対応。例えばNFCカードをカメラ本体にかざすことで、カメラロック機能の施錠、解除が可能です。
・あらかじめカメラにユーザーリストを登録しNFCカード情報をカメラメモに連携させることで、社員証をカメラ本体にかざせば、ユーザーリストに準じて氏名を画像に紐付けして記録することなども可能です。
2.企業内ネットワークでの高いシステム管理機能を実現
・企業内ネットワークで複数台を使用する場合、一台一台のファームウェアバージョンアップやカメラのメニュー設定、カメラメモのリストファイルをネットワーク内のサーバーにセットアップすることで、複数台を一括で自動設定できます。同様のセットアップがSDカード経由でも可能です。
・サーバー内で管理する時刻をカメラへ自動で設定することが可能です。
3.カメラロックなどの高いセキュリティ機能
・「カメラ動作」「メニュー選択」「内蔵メモリー再生」「USB接続」「SDWOカード使用」、「WEBサーバーアクセス」などの項目から、複数選んでロックをかけることで操作制限がおこなえます。ロック状態はソフトキーボードやバーコード、NFCカードで解除することができます。
・カメラの管理者と使用者がそれぞれ操作制限を加えたい項目に対し、パスワードを設定することができます。例えば管理者は、「メニュー選択」にパスワードをかけることで、現場で使用する機能を制限することができるため、カメラの設定が現場で誤って変更されることがなくなります。さらに、作業者は「カメラ動作」にパスワードをかけて第三者のカメラ使用を不可能とするなど、きめ細かなセキュリティ管理が可能になります。
・SDHCタイプとSDXCタイプのSDカードにパスワード設定が行なえます。万一、SDカードを紛失または盗難にあった場合などでも画像の流出を防ぐことができます。
4.撮影後のデータ管理を大幅に軽減するカメラメモ機能
・あらかじめカメラやパソコン上で作成した情報や音声をメモとして、最大100項目、1項目につき最大半角128文字、音声最大30秒まで画像に付加できるカメラメモ機能を搭載しています。最大999までのメモ内容から選択しカメラメモに対応した図面などの参照画像をカメラ内で閲覧することも可能です。
・バーコード読み取り機能の併用で、任意のバーコード情報をカメラメモ情報に簡単に付加できます。
・添付されるアプリケーションソフト「EX2」を利用すれば、カメラメモ情報からフォルダ分類やファイル名称の変更をすることができ、撮影後の処理が大幅に改善できます。合わせて、任意のフォーマットのXMLの出力が可能で、データベースとの連携を容易にします。
5.高画質・高精細な映像配信が可能なWebカメラ注1機能
UVCモードに切り替えて付属のUSBケーブルをパソコンにつなぐだけの簡単な操作で、Full HD、30fpsの高画質Webカメラとしての利用が可能です。最短約1cmまで近づいて撮影できる近接撮影や、内蔵するリングライトを組み合わせることもでき、通常パソコンに内蔵されているカメラでは難しい多彩な映像表現で、ビジネスやプライベートでのオンライン上のコミュニケーション強化に役立ちます。
注1:動作確認済みの対応アプリケーションは Zoom、Skype®、Microsoft Teams®、Google MeetTM、Cisco WebEX®、Facebook、Messenger、対応OSはWindows®10、Windows®11、MacOS 11、MacOS 12、MacOS 13、MacOS 14です。Webカメラ機能に音声機能は対応しておりません。Webミーティングで使用されるPCの内蔵マイクなどをご使用ください。三脚の使用には別売りのエクステンションアダプター TE-2(発売中)が必要です。
6.追記型の改ざん防止カードで動画記録も可能に
・キオクシア株式会社製「Write Onceメモリカード」、株式会社PGS製「PGS SD WORMカード」の改ざん防止カードに対応しています。撮影データの消去・変更・初期化ができないため、フィルムに代わる原本資料として使用できます。
7.同日発表のベースモデル「RICOH G900 II」と同様にタフ性能と業務用途向け機能を装備
・小型軽量ながらレンズ前面に強化保護ガラス、要所にプロテクターを装備。過酷な現場環境下での本格使用に耐える2.1mからの耐落下衝撃性能注2やホコリに強い防塵性能(JIS保護等級6級、IP6X準拠)、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造、100kgf(重量キログラム)までの重さに耐える耐荷重構造注3なども備えたタフネスモデルに仕上がっています。
注2:MIL-Standard 810F Method 516.5-Shockの測定方法に準じた、当社独自の基準(電源ON時、高さ:2.1m、落下面:厚さ5cm合板)への落下テストをクリアしています。
注3:当社試験条件による。
・気密性の高いボディ構造を採用し、水深20mで連続2時間の水中使用に耐える高い防水性能(JIS保護等級8級、IPX8相当)を実現しています。
・エタノールや食品添加殺菌剤として認可されている次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素水などの消毒に耐える耐薬品性能も備えた業務用デジタルカメラです。
・米国のGPSに加えて「GLONASS」も受信可能な"GPS機能"と360度16方位を測位する"電子コンパス"を搭載。
・「一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会 (J-COMSIA)」注4が提唱するデジタル小黒板情報連携機能・信憑性確認(改ざん検知機能)に準拠
注4:国土交通省が提唱する建設DX 、i-ConstructionやBIM/CIM及び内閣府が提唱するSociety5.0などの建設現場の生産性革命を施工管理ソフトウェアの側面より推進する産業団体で、カメラメーカー、アプリメーカー/ベンダー、ゼネコン等のデジタル工事写真に関わる各社が会員として参加、運用されています。
・「建設CALS/EC(公共事業支援統合情報システム)」における「国土交通省デジタル写真情報管理基準」の指標に準拠した"CALSモード"をカメラ上部のダイヤルに搭載
・過去に撮影した任意の画像などをテンプレートとして画像モニター上で参照することで、同一構図での撮影を容易にできる"すかし機能"を搭載
・例えば、現場全体を撮影した画像に計測値を撮影した画像を"子画像"としてクリップして1つの画像ファイルとして記録することができる"画像クリップ"を搭載
・微小な部品や傷、ひび等の撮影に効果的な、近距離用の6灯のリングライトをレンズの周りに搭載
・3.0型、約104万ドットの大型で高精細な液晶モニターを搭載
・印字する書体にアウトラインフォント注5を採用したことで、最適サイズで滑らかに印字することが可能
注5:リコーRTフォント
・画像領域6.5GBの内蔵メモリーを搭載したことで、最大画像サイズでも856枚撮影することが可能です。SDカードを忘れたり、容量がいっぱいになっても安心して撮影が可能
・3840×2160ピクセル、30fps(フレーム/秒)、記録形式H.264の4K動画撮影が可能
・カメラの前後や左右の傾きを画像モニター上で確認することができる"電子水準器"を搭載
・ワイドコンバージョンレンズ「DW-5(発売中)」に対応。装着すると22mm相当(35ミリ判換算値)注6の焦点距離になります。
注6:1㎝マクロモード設定時は、27mm相当(35ミリ判換算値)まで
RICOH G900SE IIの主な仕様
レンズ | RICOHレンズ 9群11枚(非球面レンズ5枚使用) | |
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焦点距離 | 5~25mm | |
35ミリ判換算値 | 約28~140mm | |
開放絞り | F3.5(W)~F5.5(T) | |
ズーム | 光学ズーム | 5倍 |
デジタルズーム倍率 | 約8.1倍 | |
インテリジェントズーム | 10M時 約7倍、640時 約40.5倍 (光学ズームとあわせたズーム倍率) | |
手ぶれ軽減 | 静止画 | 電子式手ぶれ補正 高感度によるぶれ軽減(高感度モード) |
動画 | 電子式 (Movie SR、Movie SR+) | |
フォーカス | AF方式 | 9点マルチ/スポット/自動追尾 |
撮影距離範囲 | 標準:0.5m~∞ (ズーム全域) | |
(レンズ先端から) |
マクロ:0.1~0.6m (ズーム全域) 1cmマクロ:0.01~0.3m (ズーム域の中間部) 無限遠、パンフォーカス、マニュアルフォーカス切替可 2.5m(消防モード時) |
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有効画素数 | 約2000万画素 | |
撮像素子 | 1/2.3型 CMOS | |
記録画素数 | 静止画 | サイズ:L(20M)、M(10M)、S(5M)、XS(3M)、2M、1M、VGA ※( )はアスペクト比4:3時 ※2M、1MはCALSモードのみ アスペクト:4:3、3:2、1:1 ※CALSモード時は4:3固定 |
動画 | 4K、1920、1280 | |
感度(標準出力感度) | オート、マニュアル(ISO 125~25600) | |
ホワイトバランス | オート、太陽光、日陰、曇天、白熱灯、蛍光灯(D:昼光色、N:昼白色、W:白色、L:電球色)、リングライト、マニュアル | |
画像モニター | 形式 | 3.0型 約104万ドットLCD、ARコート(カバーのみ) |
調整 | 明るさ、アウトドアモニター:±2ステップ | |
露出制御 | 測光方式 | 分割測光、中央重点測光、スポット測光 |
露出補正 | ±2EV(1/3EVステップ) | |
撮影モード | オートピクチャー、プログラム、HDR、動画、ハイスピードカメラ、デジタル顕微鏡、インターバル撮影、インターバル動画、サーフ&スノー、高感度、CALS、透かし、消防、斜め補正、文字、ズームマクロ、霞除去、被写界深度合成、Image Sync | |
顔検出 | 最大30人まで検出可、スマイルキャッチ、 自分撮りアシスト、自分撮りアシスト+スマイルキャッチ、まばたき検出 |
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ペット検出 | 1匹(オート) | |
再生モード | スライドショウ、画像回転、小顔フィルター、魚拓フィルター、デジタルフィルター(白黒/セピア、トイカメラ、レトロ、カラー、色抽出、色強調、ハイコントラスト、トゥインクル、ソフト、フィッシュアイ、明るさ、ミニチュア)、HDRフィルター、動画編集、赤目補正、リサイズ、トリミング、画像コピー、プロテクト、起動画面設定、ファイル復元、画像の自動回転、斜め補正、ファイル送信 | |
シャッタースピード | 1/4000~1/4秒(メカニカルシャッターと電子シャッターの併用) | |
内蔵フラッシュ | 発光モード | 自動発光、発光禁止、強制発光、自動発光+赤目軽減、強制発光+赤目軽減 |
調光範囲 | ワイド:約0.2〜5.5m (感度オートの条件において) テレ:約0.2〜3.5m (感度オートの条件において) |
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ドライブモード | 1コマ、セルフタイマー、連続撮影、高速連写、M連写、S連写、リモコン、オートブラケット | |
記録媒体 | 内蔵メモリー(約6.5GB)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード FlashAirTMカード |
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電源 | 充電式バッテリーDB-110、ACアダプターキット K-AC166J(別売) | |
電池寿命 | 静止画撮影:約340枚 (専用バッテリー使用)*1 再生時間:約260分 (専用バッテリー使用) *2 |
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無線LAN通信 | 準拠規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac (無線LAN標準プロトコル) |
使用周波数(中心周波数) | 2.4GHz(1ch~11ch) / 5GHz (36ch~48ch) | |
セキュリティ | WEP(64/128bit)、WPA/WPA 2 mixed PSK、WPA/WPA 2 mixed Enterprise 対応EAP 方式 EAP-TLS、PEAP(MS-CHAPv 2) | |
Bluetooth®通信 | 準拠規格 | Bluetooth® v3.0/v4.2 BLE(Bluetooth Low Energy) |
使用周波数(中心周波数) | 2.4GHz(CH0~CH39) | |
NFC通信 | 準拠規格 | Felica、Mifare、ISO/IEC 14443 Type A/B |
使用周波数(中心周波数) | 13.56MHz | |
外部インターフェイス | USB3.0(Type-C)、HDMI出力端子(タイプ D) | |
防水/防塵性能 | JIS保護等級8級相当/JIS保護等級6級準拠 | |
外形・寸法 | 118.2(幅)×65.5(高)×33.1(厚)mm (操作部材、突起部を除く) | |
質量(重さ) | 約245g(電池、SDメモリーカード含む)、約218g(本体のみ) | |
付属品) | 充電式バッテリー DB-110、充電器BJ-11、USB電源アダプター、電源プラグ、USBケーブル I-USB173、ネックストラップ、マクロスタンド | |
対応言語 | 英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、オランダ語、日本語、デンマーク語、スウェ-デン語、フィンランド語、ポーランド語、チェコ語、ハンガリー語、トルコ語、ギリシャ語、ロシア語、タイ語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字) | |
GPS | GPS、GLONASS GPS 表示モード:LAT/LON、UTM、MGRS GPS ロック、GPS 自動時計補正、GPSログ、GPS 入力撮影、UTC入力撮影 |
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電子コンパス | コンパス表示:方位、度数、方位 度数、 コンパス偏角補正、コンパス入力撮影 |
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WEBカメラ機能 | 動画出力 | USB Video Class 1.1準拠 |
*1 撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安であり、使用条件により変わります。(CIPA規格抜粋:液晶モニターON、フラッシュ使用率50%、23℃)
*2 時間は当社の測定条件による目安であり、使用条件により変わります。
・「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。
・FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。
・「Mifare」は、NXPセミコンダクターズ社の登録商標です。
・「Bluetooth®」のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、株式会社リコーはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
・USB Type-CはUSB Implementers Forumの商標です。
・FlashAirTMは、キオクシア株式会社の商標です。
・HDMI、HDMIロゴ、High-Definition Multimedia Interfaceは、米国およびその他の国々における、HDMI Licensing LLCの商標または登録商標です。
・その他、記載の商品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
・仕様、デザインなどは予告なく変更する場合があります。
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”はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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