2019年11月19日

ワンショットで360°の全天球イメージを撮影できるカメラ「RICOH THETA SC2」を新発売

ワンショットで360°の全天球イメージを撮影できるカメラ
「RICOH THETA SC2」を新発売

~シンプルな操作と多彩な機能で気軽に使える360°カメラ~

RICOH THETA SC2

株式会社リコー(社長執行役員:山下良則)、リコーイメージング株式会社(代表取締役社長:高橋忍)は、ワンショットで360°の静止画や動画を撮影できる360°カメラ「RICOH THETA (リコー・シータ)」のエントリーモデルとして、シンプルな操作と多彩な機能で気軽に使える新製品「RICOH THETA SC2」を12月13日に発売いたします。

「RICOH THETA」は、2013年に世界初注1の360°カメラとして発売以来、これまでの映像表現の常識を超える新たな可能性を秘めたツールとして、さまざまな映像分野で利用されてまいりました。VR(バーチャル・リアリティ)市場の急成長や360°の映像に対応したSNSの拡大、ビジネス市場における360°の映像に対するニーズの増加などを受け、RICOH THETAに代表される360°カメラや関連する技術に対する需要は、今後ますます拡大するものと想定しています。

新製品の「RICOH THETA SC2」は、簡単な操作で誰でも手軽に高品質な全天球イメージが撮影できる同シリーズのエントリーモデルです。約1400万画素に相当する360°の全天球静止画と、4K(3840×1920ピクセル)相当、30fps(フレーム/秒)の滑らかで臨場感あふれる360°の全天球動画撮影に対応します。また、人物の顔を認識し、美肌に見せる顔モード、夜間でも低ノイズで撮影可能な夜景モードなど、難しい設定をしなくてもシーンに合わせて使える撮影モードをあらかじめ搭載しています。

本体下部に状態表示OLED(有機ELディスプレイ)を搭載したことで、設定モードや電池残量などの各種情報が一目で確認できるようになったほか、セルフタイマーモードへの切り替えボタンを追加し、カメラ単体での操作性が大きく向上しました。製品コンセプトである軽量・コンパクトなボディはそのままに、旅行やイベントだけでなく、気軽に持ち歩いて日々の出来事を記録するパートナーとして活躍します。カラーバリエーションはシーンや好みに合わせて選べるネイルカラー4色をラインアップします。SNSを活用して画像や動画の共有を楽しむ方や、初めて360°カメラを手に取る方に最適な1台です。

注1:コンシューマー製品において、水平方向や半天球だけでなく、撮影者を取り巻く空間全てをワンショットでキャプチャーできる点において(2013年10月時点。当社調べ)


製品名 本体色 価 格 発売日
RICOH THETA SC2 ピンク、ブルー、ベージュ、ホワイト オープン価格 2019年12月13日

付属品:USBケーブル、専用ケース

新製品RICOH THETA SC2の主な特長

1.高画質・高品質な360°の全天球静止画/動画撮影が可能

  • ・明るい開放F値2.0の大口径小型二眼屈曲光学系と最新のイメージセンサーにより、出力画素で約1400万画素に相当する高精細な360°の全天球イメージが得られます。従来機種のRICOH THETA SCから露出精度やホワイトバランスのアルゴリズムを一新し、オート撮影での正確で自然な描写を実現しました。また、イメージセンサーと画像処理エンジンの刷新により、上位機種と同じく4K(3840×1920ピクセル)相当、30fps(フレーム/秒)の高画質な4K動画の撮影(最大3分間)に対応しました。

2.シーンに合わせた撮影モード

  • ・特定の被写体や撮影シーンでの最適な撮影を実現する各種プリセットモードを新たに搭載しています。また、水中撮影時注2に最適なホワイトバランスを調整する水中モードを追加しました。
顔モード:
人物の顔を検出し、画像の中心に配置するほか、露出補正やノイズリダクションにより、顔を美肌に見せるモード
夜景モード:
画像合成によるノイズ低減やDR(ダイナミックレンジ)補正によって夜間でもきれいに撮影できるモード
車窓モード:
2つのレンズを独立して制御することで、車内外や舞台など大きな明暗差があるシーンで対象物を明るくはっきりと撮影できるモード

注2:水中撮影には専用の水中ハウジングケースが必要です。

3.わかりやすい本体UI(ユーザーインターフェース)

  • ・本体下部に設定モードを示すアイコンや、スマートフォンとの接続状態、バッテリー残量などの情報を表示する状態表示OLEDを搭載しました。また、セルフタイマーボタンを搭載し、カメラ単体での撮影時により便利になりました。

4.Bluetooth®&無線LANによる接続と高速データ転送

  • ・Bluetooth®によるスマートフォンとの常時接続が可能です。Bluetooth®のみ接続した状態でスマートフォンからの撮影ができます。無線LAN接続では、スマートフォンでのライブビュー表示や画像転送など全ての機能が利用でき、撮影シーンに応じて使い分けが可能です。
  • ・従来はデータ転送時に行っていた天頂補正を再生時に実施する仕様に変更し、動画の転送速度を従来機種RICOH THETA SCの約4倍注3に高めています。

注3:同サイズのデータをiOSデバイスに転送した際の、「RICOH THETA SC」との比較実測値。リコー調べ。

5.新機能「アニメーションフォト」により、共有の楽しみ方が向上(2020年春対応予定)

  • ・スマートフォンのカメラで撮影した静止画とRICOH THETAで撮影した360°の全天球画像を専用アプリで合成することで、画像をタップすると360°の全天球画像がアニメーションとして表示される「アニメーションフォト」を生成できます。Live Photos(iOS) ・動画(AndroidTM) として再生・共有が可能なため、専用のビューワーアプリを持っていない人でも手軽に再生と共有ができます。

6.4色のカラーバリエーション

  • ・ツヤ感のあるネイルカラーで、好みやシーンにあわせて選べる4色のカラーバリエーションを用意しています。

RICOH THETA SC2の主な仕様

撮影距離 約10cm~∞(レンズ先端より)
撮影モード 静止画:オート、シャッター優先、ISO優先、マニュアル
動画:オート
撮影機能 静止画:ノイズ低減、DR補正、HDR合成、インターバル撮影、マルチブラケット撮影、セルフタイマー(2秒、5秒、10秒)、マイセッティング、アニメーションフォト撮影(2020年春対応予定)
プリセット:顔、夜景、車窓
動画:セルフタイマー(2秒、5秒、10秒)、マイセッティング
露出補正 静止画・動画:-2.0~+2.0EV 1/3EVステップ※1
ISO感度(標準出力感度) 静止画:オート(ISO64~1600、上限設定可能)、ISO優先・マニュアル(ISO64~3200)※1
動画:オート(ISO64~6400、上限設定可能)
ホワイトバランスモード 静止画・動画:オート、屋外、日陰、曇天、白熱灯1、白熱灯2、昼光色蛍光灯、昼白色蛍光灯、白色蛍光灯、電球色蛍光灯、水中、色温度(2500K~10000K)※1
シャッタースピード 静止画:(オート)1/25000秒~1/8秒
(シャッター優先AEモード)1/25000秒~1/8秒※1
(マニュアルモード)1/25000秒~60秒※1
動画:(オート)1/25000秒~1/30秒
  
記録媒体 内蔵メモリー:約14GB
記録可能枚数、時間※2 静止画:JPEG 約3000枚※2
動画(1回の記録時間):最大3分※3
動画(合計記録時間):(4K)約32分、(2K)約115分※2
情報表示パネル※4 0.5型有機EL(OLED)パネル 60×32ドット、明るさ自動調整
電源 リチウムイオンバッテリー(内蔵)※5
電池寿命 静止画:約260枚※6、動画:約60分※6
画像ファイル形式 静止画:JPEG(Exif Ver2.3)
動画:MP4(映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:AAC-LC(モノラル)
外部インターフェース MicroUSB:USB2.0
外形・寸法 45.2mm(幅)×130.6mm(高さ)×22.9mm(17.9mm※7)(奥行き)
質量 約104g
レンズ構成、F値 6群7枚、F2.0
撮像素子、サイズ 1/2.3型(×2)
有効画素数 約1200万画素(×2)、※出力画素 約1400万画素
静止画解像度 5376×2688ピクセル
動画解像度/フレームレート/
ビットレート
4K:3840×1920/29.97fps/54Mbps(High),32Mbps(Low)
2K:1920×960/29.97fps/16Mbps(High), 8Mbps(Low)

※1 マニュアル設定にはスマートフォンが必要です。
※2 枚数および時間はあくまでも目安です。撮影状況により異なります。
※3 連続して撮影を行うなど、内部温度が上昇した場合は自動終了します。
※4 各種設定などの情報を表示するパネルです。撮影した画像は表示できません。
※5 付属のUSBケーブルでパソコンに接続して、充電してください。
※6 撮影可能枚数および時間は当社測定方法による目安であり、使用条件により変わります。
※7 レンズ部を除く。
・Live Photosは、Apple Inc.の商標です。
・IOSは、米国およびその他の国における商標またはシスコの登録商標であり、ライセンスのもとに使用されます。
・AndroidはGoogle LLC.の商標です。
・Bluetoothは、米国Bluetooth SIG, INC.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
・その他記載の商品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
・仕様、デザインなどは予告なく変更する場合があります。

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期、リコーグループ連結売上は2兆132億円)。

創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。

EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の“はたらく“をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。

詳しい情報は、こちらをご覧ください。https://jp.ricoh.com/

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