ワンショットで360度の高画質な撮影ができる
「RICOH THETA S」新発売
新開発レンズ、新型イメージセンサーを搭載したハイスペック上位モデル
株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司)は、撮影者を取り囲む全天球イメージをワンショットで撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー・シータ)」の上位モデルとして、高精細な静止画像や高品質な動画撮影、ライブビュー機能などに対応した「RICOH THETA S」を発売いたします。
「RICOH THETA(リコー・シータ)」は、2013年に世界初注1 の画像インプットデバイスとして発売以来、全天球イメージという、撮影者の意図や予測を超えた光景、斬新な画像をいつでもどこでも記録できるカメラとして、さまざまな用途で新たな映像表現の可能性を提供してまいりました。現行の「RICOH THETA(型番:RICOH THETA m15)」からは全天球動画撮影にも対応し、全天球イメージという映像表現手法は、既に多くの分野から注目を集めています。
今回発売する「RICOH THETA S」は、製品コンセプトである小型・軽量ボディはそのままに、より高画質を求めるユーザーからの要望や、ビジネス用途での高い要求にも耐えうる上位機種として開発しました。新開発のレンズユニットやイメージセンサーの大型化、最新の画像処理等により、静止画で約1400万画素に相当する高精細な画像での全天球撮影を実現するとともに、大容量データの高速転送を可能にしています。また、全天球イメージをスマートフォンやタブレット上で確認しながら撮影できるライブビュー機能により、肉眼では想像できない全天球イメージの撮影を、より快適におこなうことができます。さらに、フルHD注2 サイズに相当する高品質で滑らかな全天球動画撮影にも対応し、PCを使用することなくスマートフォン上での全天球動画が閲覧できるなど、画質をはじめとする全ての機能、性能にこだわるユーザーにご満足いただけるモデルとなっています。
なお、本製品は、2015年9月4日よりドイツのベルリンで開催される世界最大のエレクトロニクスショー「IFA2015」に出展いたします。
注1:コンシューマー製品において、水平方向や半天球だけでなく、撮影者を取り巻く空間全てをワンショットでキャプチャーできる点において(2013年10月時点。当社調べ)
注2:入力時1980×1080ピクセル。全天球動画に変換した際の記録サイズは1920×960ピクセル。出力時の画像サイズは表示するデバイスの性能によって異なります。
製品名 | 本体色 | 価 格 | 発売日 |
---|---|---|---|
RICOH THETA S | ブラック | オープン価格 | 2015年10月下旬 |
付属品:USBケーブル、専用ケース
新製品RICOH THETA Sの主な特長
1.高画質な全天球イメージの撮影が可能
- ①開放F値2.0と明るい、新開発の大口径小型二眼屈曲光学系とイメージセンサーの大型化により、出力画素で約1400万画素に相当する高精細な全天球画像が得られます。また、最新の画像処理技術により特に暗所での画質向上を実現し、長秒時撮影
(バルブ撮影)と組み合わせることで、夜景でもノイズを抑えた全天球撮影を楽しむことができます。また、Wi-Fi接続したスマートフォンで、撮影や各種の設定をおこなうことも可能です。 - ②撮影した全天球イメージは、専用ウェブサイトtheta360.comにアップして、FacebookやTwitter、TumblrなどのSNSで共有することができます。また、 Google マップや Google+ 、YouTubeの360°チャンネルへ全天球イメージを投稿することが可能です。
- ③RICOH THETA Sのアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)は Google のOpen Spherical Camera APIをベースに開発されており、 Google のストリートビューアプリを始めとするサービスと親和性があります。例えば、RICOH THETA Sで撮影した全天球画像を簡単に Google マップに投稿することができます。
※スマートフォンで事前設定したシャッタースピードでの露光になるため、長秒時撮影(バルブ撮影)を長秒時撮影に訂正しました(2015年9月8日)。
2.スマートフォン合成に対応した高品質な全天球動画
- ①フルHDサイズに相当する1920×1080ピクセル(記録時)で30 fps(フレーム/秒)という、高品質で滑らかな全天球動画撮影を実現しています。最大25分間(合成後)の撮影が可能で、専用アプリ「RICOH THETA S」内の動画変換ツール注3 により変換処理することで、つなぎ目のない全天球動画の作成が、PCを介することなくスマートフォンやタブレット上で簡単におこなえます。作成した全天球動画は、通常の静止画像と同様に指先で画像のサイズや形、構図を変えて楽しむことができます。
- ②専用ウェブサイトtheta360.comに作成した動画をアップして、通常の全天球イメージと同様に各種SNSで共有することが可能です(theta360.comにアップできる動画は、データ容量5MBまでです)。
注3:RICOH THETA S アプリ(iOS8.0以上、Android4.4以上、全ての機器での動作を保証するものではありません)
3.THETA初のライブビュー対応
スマートフォンやタブレットとのWi-Fi接続時に、ライブビュー表示が可能です(静止画撮影時のみ)。各種設定の変更結果をライブビュー画面で確認しながら撮影することができます。表示方式は、全天球表示またはパノラマ表示の2種類から選択可能です。
4.高速通信
新型のWi-Fiモジュールを搭載し、転送速度を最大で約4倍(従来比)に高速化しています。高画質化に伴い大容量となる画像や動画の転送を快適におこなうことができます。
5. 高級感と操作性に優れたボディデザイン
ボディには、高級感とグリップ性能を高めるブラックのラバー塗装ソフトフィール表面処理を施しています。また、現在の設定が一目でわかるモード表示用LEDや、本体側面に配置した静止画/動画切り替えボタンにより、スムーズな操作性を実現しています。
※正しくはラバー塗装ではなくソフトフィール表面処理でした。お詫びして訂正いたします(2015年9月8日)。
6.その他
- ①8GBの大容量内蔵メモリを搭載
- ②HDMI(type-D)端子を装備
- ③「RICOH THETA S」本体の機能設定や操作を独自にアレンジして楽しめるオリジナルアプリの作成が可能なAPI(Application Programming Interface)も同時公開
別売りアクセサリー
ストラップ用アタッチメント
本体の底面にある三脚穴に取りつけ、市販のストラップを使用することができます。
カラー:シルバー、グレー、グリーン、ブルー、オレンジ
価格:オープン
発売日:発売中
「Hard Case TH-1」
・頑丈な透明ポリカーボネート製の防滴ケース
・水辺などでの撮影に適した、IPX7相当の防水性能を備えたハードタイプのケースです。
※水中での撮影はできません。撮影はスマートフォンからのリモート操作のみとなります。
・三脚座を備えているので、さまざまなカメラアクセサリーに取り付けることが可能です。
カラー:ブラック
価格:オープン
発売日:発売中
「Soft Case TS-1」
・機能性と保護性を兼ねそなえたスロットインタイプの収納ケース
・小型・軽量の「RICOH THETA」に似合う、持ち運びしやすいデザインのケースです。合皮仕様で、カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色を用意しています。
・専用オプション「ストラップ用アタッチメント」を装着したまま、収納することが可能です。
カラー:ホワイト、ブラック
価格:オープン
発売日:発売中
RICOH THETA Sの主な仕様
撮影距離 | 約10cm~∞(レンズ先端より) |
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撮影モード | 静止画:オート、シャッター優先、ISO優先、マニュアル※1、 動画:オート ライブストリーミング:オート |
露出制御モード | オート |
露出補正 | 静止画:マニュアル補正(-2.0~+2.0EV 1/3EVステップ)※1 |
ISO感度(標準出力感度) | 静止画:ISO100~1600、動画:ISO100~1600、ライブストリーミング:100~1600 |
ホワイトバランスモード | 静止画:オート、屋外、日陰、曇天、白熱灯1、白熱灯2、昼光色蛍光灯、昼白色蛍光灯、白色蛍光灯、電球色蛍光灯※1 動画:オート、ライブストリーミング:オート |
シャッタースピード | 静止画:(マニュアルモード以外)1/6400秒~1/8秒 (マニュアルモード)1/6400秒~60秒 動画:(L)1/8000秒~1/30秒、(M)1/8000秒~1/15秒 ライブストリーミング:1/8000秒~1/15秒(USB)、1/8000秒~1/30秒(HDMI) |
記録媒体 | 内蔵メモリー:約8GB |
記録可能枚数、時間※2 | 静止画:(L)約1600枚、(M)9000枚、 動画(1回の記録時間):最大25分もしくはファイルサイズの上限4GB※3、 動画(合計記録時間):(L)約65分、(M)約175分※3 |
電源 | リチウムイオンバッテリー(内蔵)※4 |
電池寿命 | 約260枚※5 |
画像ファイル形式 | 静止画:JPEG(Exif Ver2.3)DCF2.0準拠 動画:MP4(映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:AAC) ライブストリーミング:Motion JPEG |
外部インターフェース | microUSB:USB2.0、HDMI-Micro(Type-D) |
外形・寸法 | 44mm(幅)×130mm(高さ)×22.9mm(17.9mm※5)(奥行き) |
質量 | 約125g |
レンズ構成、F値 | 6群7枚、F2.0 |
撮像素子、サイズ | 1/2.3(×2) |
有効画素数 | 約12M(×2)、※出力画素 約14M |
静止画解像度 | L:5376×2688、M:2048×1024 |
動画解像度/フレームレート/ビットレート | L:1920×1080/30fps/16Mbps(入力時) M:1280×720/15fps/6Mbps(入力時) |
ライブストリーミング解像度/フレームレート(USB) | 1280×720/15fps |
ライブストリーミング解像度/フレームレート(HDMI) | L:1920×1080/30fps M:1280×720/30fps S:720×480/30fps ※ディスプレイに合わせて自動切換え |
無線_通信プロトコル | HTTP (Open Spherical Camera API※7対応) |
※1 モード変更やマニュアル設定にはスマートフォンが必要です。
※2 枚数および時間はあくまでも目安です。撮影状況により異なります。
※3 内部温度上昇時は自動終了します。
※4 付属のUSBケーブルでパソコンに接続して、充電してください。
※5 撮影可能枚数は当社測定方法(無線ON状態にて30秒毎に1枚撮影しスマートフォンに転送)による目安であり、使用条件により変わります。
※6 レンズ部を除く。
※7 Google Developers Web Site https://developers.google.com/open-spherical-camera/ 参照 (英文)
・Wi-FiはWi-Fi Allianceの商標です。
・Mac、iPhone,およびApp Storeは、Apple Inc.の商標です。
・iOSの商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
・Facebookは、Facebook, Inc.の登録商標です。
・Twitterは、Twitter, Inc.の登録商標です。
・Tumblrは、Tumblr, Inc.の登録商標です。
・Android、Google Play、Nexus、Google Maps、Google+、Google Photosは、Google Inc.の登録商標です。
・HDMI、HDMI ロゴ、High-Definition Multimedia Interface は、米国およびその他の国々におけるHDMIライセンシングの商標または登録商標です。
※2015年9月8日、一部の記載を訂正しました。